健康保険料の標準報酬月額の上限が追加されました

(1)標準報酬月額の等級追加

現在の健康保険の標準報酬月額等級は、全47等級ですが、それが50等級に変更されます。

それに併せて、報酬月額の上限は現行の「121万円」から「139万円」に引き上げられます。

平成28年3月からの保険料額表

月の報酬が123万5,000円を超える場合には負担が増加します(該当しない人はこれまでと同
じで影響はありません)。

 

この際、事業主からの新たな届出は要せず、厚生労働大臣又は健康保険組合の職権で改定されます。昨年の算定基礎もしくはそれ以降の月額変更における標準報酬月額の基礎となった報酬月額を新しく追加される等級に当てはめて決定されます。改定者については、今後、保険者から新しい標準報酬月額の通知が届きますので、給与計算等においてお気をつけください。

 

(2)標準賞与額の上限変更
健康保険の標準賞与額の年度上限額が現行「540万円」から、「573万円」に引き上げられます。
上限の引き上げで、賞与の支給額が年度で540万円を超える人では負担が増えることになります。